異性の友達とどう付き合う?大切な友情を長続きさせよう

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男女の友情は成立する?

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誰しも一度は目にしたことのある話題、男女の友情

異性同士である以上、恋愛感情を持ってしまう可能性は否めないものですが、恋人関係ではなくても長い付き合いを続けている男女がいることも事実です。

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でも、本当に異性に対する意識なく友達でいることなどできるのでしょうか。

男女の意識なく異性と友達でいられるのか。そうだとすればどうしたらその友情を長続きさせることができるのか。

今回は異性の友人について考えていきます。

そもそも男女で友情の感覚が違う

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男性が思う友情と女性の思う友情は、かなり違います。

その違いを把握しておくことが、男女の友情の理解に役立つかもしれません。

男性の友情は、あっさりとしたものです。

友情を継続させようという意識はあまりありませんが、会えば盛り上がることが出来ます。

しばらく連絡を取っていなくても、頼られれば力を貸しますし、それを後々まで引きずることもしません。

あまり感情を重視しない性質の脳を持っているので、「共感」や「同意」よりも、自分や相手の実益になることを大切にします

人間関係をややこしくする「感情」に焦点を当てない分、男性の友情は明快でわかりやすいものです。

逆に言えば、少し味気ないところもあるかもしれませんね。

女性の友情は、人間らしい温かみを大切にしたものです。

関係を維持するために心を砕き、定期的に連絡を取ったり会う約束をしたりします。

SNSが普及した現在は、そうした女性の傾向がさらに加速していると言えるでしょう。

そうした連絡や約束、そして実際に会う時に、女性は相手の感情をできるだけ推し量ろうとします。

これを書いたら誰がどう思うか、この言い回しで不愉快にさせないか、というところにエネルギーを注ぎます。

そして、相手もそうしたエネルギーを注ぐことを無意識に期待しています。

男性とは対照的に、感情を重視するのが女性の友情なのです。

友達に求めるものの違い

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男性と女性の考える友情に差があるということは、友達に求めるものも男女で違いがあるということです。

ここでは、友達から提供されるサポートに焦点を当てて、その違いについて考えてみましょう。

友達をはじめとする周りの人間から提供されるサポートをソーシャルサポートと言います。

ソーシャルサポートには「道具的サポート」「情報的サポート」「情緒的サポート」の3種類があります。

「道具的サポート」とは、困っている相手に実際に物質を提供することです。

「情報的サポート」は、相手に有益な情報を提供すること、「情緒的サポート」は相手の感情面に焦点を当てた支援を行うことです。

前述の通り、男性は相手や自分の実益になることを重視します。

そのため、「道具的サポート」や「情報的サポート」を求めます。

それに対して女性は感情を重視するので「情緒的サポート」を求めます。

具体的な例を挙げてみましょう。

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友達が「仕事でミスをして上司に怒られた」と言って落ち込んでいるとしましょう。

男性が求めるのは「道具的サポート」や「情報的サポート」。

「気晴らしにここでも行ってみたらどう?」と言ってスポーツジムの割引券をあげたり、「できる男の条件ってのが書いてあるから、これ貸してやるよ」と、ハウツー本を渡してあげたりするのが、いいかもしれないですね。

女性が求めるのは「情緒的サポート」ですから、「頑張ってるのにね、大変だったね」という、相手の心に寄り添った一言が求められるでしょう。

もちろん、どちらか一方に偏るのではなく、それぞれのサポートを組み合わせることが必要ですが、おおまかな傾向としてはこのようなものだと言われています。

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異性同士の友情は成立するのか

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これまでに見てきたことを総合してみると、異性の友情は条件付きで成立すると言えるでしょう。

一つ目の条件は、自分が想像している友情と、相手が想像している友情に差があることをわかっている、ということです。

女性は定期的に連絡を取りたがり、またそれに対して疑いを持ちません。

しかし、男性からしたらそれは少々圧力を感じるアプローチかもしれません。

また悩んでいる女性に、男性が「実益になるような」サポートをすることは、女性が望んでいるものではないでしょう。

ただ難しいのは、それを意識しすぎると互いの性差を浮き彫りにしてしまうということです。

性差が明確になるというのは、相手を異性として意識することになってしまい、友情を超えて恋愛感情に突入してしまいます。

あまり深く考えすぎず、女性より背の高い男性が高いところのものを取ってあげる、と言うくらいの自然さでいいのかもしれませんね。

二つ目の条件は、相手の想像する友情に寄り添う気がある、という点です。

男性と女性に違いがあるのは仕方ありません。

その違いを振りかざしてもいけませんし、違いをないものと考えるのも無理があります。

「性別の差なんて関係ない」と言うのも、「一方が配慮すべきだ」と言うのも、どちらも極論だということです。

違いがあることを理解したうえで、自分とは違う感覚に寄り添う、という意識を持つ必要がありますね。

長続きする友情を

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男女の友情が成立するかどうか、というのは昔から議論されていることです。

男性と女性というのは、生物学的に見れば子どもを残すためにペアになるのが摂理です。

もしかしたら、そうしたことを抜きにした「友達」という関係を結ぶことそのものが不自然なのかもしれません。

しかし、人間は本能と同時に理性も持っています。

「そういう本能だから」というだけで、異性の友達の存在を否定するのは、もったいないと思いませんか。

上手な付き合い方を見つければ、人間関係の幅が広がっていきます。

男女の友情の違いや、友達に求めることに焦点を当てて考えてきましたが、「相手と自分の違いを認めたうえで歩み寄る」というのは、男女に限らず、人間関係の基本です。

ピア・グループという言葉があります。人間関係の発達の分野で使われる、心理学の用語です。

人間は、いくつかの段階を踏んで他者との付き合い方を学んでいきます。

同年代で集まってルールを共有するギャング・グループ、似た価値観で集まり違いを認めないチャム・グループ、お互いの違いを知ったうえで認め合うピア・グループという3つの段階が、その過程です。

ピア・グループが最も成熟した人間関係の形ですが、それを実現したり維持したりするのは、なかなか難しいものです。

男性と女性という生物学的に対照的な存在が、その違いを認め合って、本能に振り回されず理性的に付き合う。

そういう男女の友情は、人間関係を磨き上げたピア・グループの最高の形なのかもしれません。

気兼ねなく付き合える異性の友達が1人できたら、それは自分の成熟の証。

一生大切にする価値があるでしょう。

ぜひ良い付き合いのできる、一生ものの異性の友達に出会ってください。

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