高血圧の真実!単純な食生活の見直しで改善できます!
血管が狭くなって血液の勢いが強くなり、血管の壁にかかる圧力が高くなる高血圧。
狭くなった血管を広げるための薬が「降圧剤」です。
しかし、降圧剤を服用しても高血圧が改善されない方が60%もます。
それは、別の理由で血圧が上がっているため。例えば血液量が増えても血圧は上がります。その場合は、降圧剤で血管を広げても効果がありません。
血液量が増える原因は塩分。
血液の塩分濃度が濃くなると、それを薄めるために水分が取り込まれ血液量が増えます。
また塩分の摂り過ぎ以外でも、腎臓の機能が低下すると体内の塩分が増えてしまいます。
腎臓は、体内の塩分濃度を調節するという大切な働きをしています。
たとえ塩分を摂り過ぎても、腎臓が健康なら体外へ排出しバランスをとってくれるため、塩分過剰による高血圧にはならないのです。
また降圧剤で治らない高血圧には、利尿剤が有効です。
コーヒーや紅茶など利尿作用のある飲料もありますが、そういったものは水分しか排出しないので、血圧は下がりません。
また、塩分を排出してくれる物質としてカリウムが良く知られていますが、腎臓が悪いとカリウムが排出されず不整脈などを招く場合があります。
高血圧の方の塩分摂取目標量は1日6g未満です。
また肥満や運動不足、ストレス、塩分過多、喫煙など高血圧につながる生活習慣も多くあります。
普段高血圧の原因となることをしていないか、薬を服用するのはもちろん、単純な食事の見直しによっても改善できるそう。
生活習慣病予防にもなる、その食べ物をチェックしてみましょう。
色の濃い葉野菜
収縮した筋肉をゆるめるときに必要になるのがマグネシウム。
この働きが高血圧の改善につながります。
マグネシウムは、ほうれん草、芽キャベツ、スイスチャード(フダンソウ)といった色の濃い葉野菜や、キヌアや玄米などの未精製の雑穀や穀物、生のカシューナッツ、ごま、かぼちゃの種などに多く含まれています。
ざくろ
ざくろには、心臓血管の健康にプラスに働く栄養素がたくさん含まれています。
ざくろの実をプレーンヨーグルトに混ぜ、挽いたフラックスシード(亜麻仁)を振りかけて食べるのがおすすめです。
また、ざくろジュース(※無加糖のもの)を毎日小さなグラスに一杯ずつ飲めば、血圧以外にもさまざまな健康上のメリットがあるそうです。
芽キャベツやブロッコリーなど、抗酸化物質とビタミンCが多い食材
抗酸化物質とビタミンCを多く含む野菜と果物には、芽キャベツ、ブロッコリー、にんじん、アスパラガス、クレソン、キャベツ、トマト、ブルーベリー、キウイ、ケールなどがあります。
芽キャベツは、表面全体にオリーブオイルを塗ってからオーブンで焼き、でき上がりの10分前にバルサミコ酢を振りかけると、ツヤが出て、とってもおいしそうに仕上がります。
生にんにく
高血圧が心配なら、にんにくで口が臭くなることなんて、取るに足らないといっていいかもしれません。
なぜなら、にんにくには天然の抗生物質であるアリシンが含まれていて、高血圧の改善につながるからです。
ポイントは、生のにんにくを大量に食べること。
オリーブオイルとレモン果汁のドレッシングに混ぜたり、調理の仕上げに混ぜたりするといいそうです。
ビーツ
ビーツには、血管の拡張を促す硝酸塩が含まれていて、その働きが血圧の低下につながるといいます。
生のビーツ、にんじん、りんご、しょうがを混ぜてジュースにして飲んだり、すりおろしてサラダに混ぜて食べたりするのがおすすめだそうです。
脂肪の多い魚
たら、天然の鮭、いわし、さばなど、脂肪分を多く含む魚には、抗炎症作用のある必須脂肪酸が多く含まれています。
オートミールやナッツなど、食物繊維が豊富な食材
現代人は、食物繊維をもっと取るべきです。
朝食には挽いたフラックスシードを振りかけた無糖もしくは無塩のオートミールがゆを、間食には生のナッツ、そしてにんじんやセロリの野菜スティックを食べるといいそうです。
摂取する炭水化物は、玄米、全粒粉パスタ、キヌアなど、すべて未精製のものに切り替えましょう。
また、スープやシチューには豆類を加え、サンドイッチにはポテトチップスではなく、野菜スティックかサラダを添えてみてはいかがでしょうか。