猫をお風呂に入れる頻度とは? そもそもお風呂は必要なのか?

猫をお風呂に入れるのって大変ですよね。
うちの猫もお風呂に入れようとするものなら鳴いて騒いで暴れまくります。

なぜ猫がこれほどお風呂嫌いなのかというと、猫の祖先リビアヤマネコに関係してくるそうです。
リビアヤマネコが猫の発祥と言われているのですが、この猫、なんと砂漠に住んでいたそうです。
別名アフリカヤマネコというので、かなり過酷な場所に住んでいたんですね。

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砂漠では昼と夜の温度差が激しく、水にぬれた状態で夜の寒い気温にさらされると体温を奪われてそのまま死んでしまうそうです。

その遺伝子に組み込まれた水は危険だ!という本能から、今でもお風呂は盛大に嫌がるということに繋がっているようです。

わたしもこの理由を知るまでは、お風呂で暴れる猫があまりに面白くて笑っていましたが、
猫は死ぬかもしれないという恐怖と戦っているかと思うと、ちょっとお風呂に入れずらくなっちゃいますね。

猫のお風呂頻度は何回がいい?

これは猫にとってベストな回答をすれば、0回が一番です。
野生の猫はお風呂に入ることなんて一生ないので、汚れを落とすことってないんですね。

猫のつばには衛星を保つ成分が含まれているので、猫同士なめあうだけで清潔は保たれるんだそうです。
だから本当はお風呂に入れる必要はないのですが、猫をお風呂に入れるのは人のためになります。

やはり一緒に生活しているとたまにウンチをくっつけてきたり、何か異様なにおいを発してくるときがありますよね。

外に出している猫なら泥だけになって帰ってくることもあります。

なので頻度としては、半年に1~2回程度ならお風呂に入れていいとされています。
月に1回入れていいと書いてある場合もありますが、明らかにこれは多すぎる頻度です。

お風呂を嫌がらない水に慣れている猫なら分かりますが、嫌がっている猫に月1回のお風呂は重大なストレスを引き起こし、それが元で病気になってしまう危険性もあります。

嫌がっている猫はお風呂のたびに死ぬ思いをしているんだと考えると、やはり理由がない限りは洗わないのがベストだと思います。

正しい猫のお風呂手順

①ぬるめのシャワーで猫の体を濡らす(頭以外)
シャワーの温度は31度~34度のぬるま湯。夏と冬で温度を微調整しましょう。

②猫用シャンプーで全体をわしゃわしゃ洗う
洗う順番に決まりはありません。とにかく頭以外を手早く洗いましょう。

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③ぬるめのシャワーでシャンプーを流す
ここまでの工程で5分以内を目指しましょう。とにかく水を使う作業は猫のストレスになります。

④手で水を切る

⑤大きなタオルでしっかりと水分を拭き取る


⑥ドライヤーで完了

ドライヤーは30㎝以上離して、熱いと感じるほどの距離はNGです。
乾かす時間を合わせると、全体で10分~15分程度のお風呂タイムが理想です。

それ以上の時間をかけると猫には相当なストレスになってしまうので、とにかく素早くすることを心がけましょう。
浴槽やプラスチックの箱などにお湯をためて、そこに猫を入れてシャンプーする方法もありますが、猫にはストレスがかかります。

猫はとにかく水と接している時間を極力短くしてあげないといけないので、シャンプーをしているときはお湯に触れさせないようにしましょう。

その点からいうと、シャワーで流すのが正解です。
お風呂に入ると綺麗になるというのは日本人がお風呂好きということなので、猫には当てはまらないんですね。

⑥のドライヤーは音が大きくて嫌がる猫もいます。
その時はある程度乾かして、あとは冬だったら暖房がきいた部屋かこたつへ。
夏だったら日向ぼっこさせながらタオルドライすると風邪ひきません。

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