後頭部がズキズキする頭痛の種類と原因と特に注意したい病気

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頭痛とは、頭の一部や全体に痛みがあることです。

 

原因は、物をぶつけた時や冷たいものを食べた時のも起こりますが、寝不足や風をひいた時などにも起こります。

 

でも、脳梗塞・脳卒中・脳腫瘍・髄膜炎・くも膜下出血などの脳血管障害の予兆だったり、高血圧・血管疾患・中毒など病気などが原因だったり怖い病気が隠れていることもあります。

今回は特に、頭痛の中でも後頭部(頭のてっぺんから後ろ首筋)にかけて痛みを感じる頭痛についてお伝えします。

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後頭部が痛む場合は

【緊張型頭痛】

【後頭神経痛】

【くも膜下出血】

である可能性が考えられます。

緊張型頭痛」と「後頭神経痛」は命に関わる頭痛ではありませんが、「くも膜下出血」は重篤な病気です。

同じ後頭部が痛む場合でも、見極めが必要です。

 

もっとも多い、後頭部頭痛の原因筋緊張型頭痛

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『原因』

 

この頭痛は、肩や首などのコリから生じる頭痛のことを指します。

 

無理な姿勢を長時間続けたり、パソコン作業により目や肩・首が疲れたりすることで、頭や肩・首の筋肉に負担がかかりその筋肉は過度に緊張します。

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緊張した筋肉は血行が悪くなり、疲労物質が停滞しやすくなります。

この状態をコリと言います。

その疲労物質がうまく排出されずに頭痛が起こるとされています。

 

また、眼精疲労や精神的なストレスや、うつからもこの頭痛は起こるといわれています。

 

『症状』

 

特徴は、後頭部から頭全体にかけてズキズキやギュッと締め付けられるような痛みが生じ、一度発生するとほぼ毎日に近い頻度で発生します。

30代~50台に多い症状です。

 

『予防・対処法』

 

この症状を改善するためには、肩や首のコリを解消することが一番の解決策です。

デスクワークやPCに向かう方や長時間の携帯・ゲームの使用は肩こりを招く原因となります。

猫背気味の方に多いため、背筋を伸ばした姿勢を心がけて、疲労を感じた時や30分に1回程度を目安に、肩や首周りのマッサージやストレッチを行うようにしましょう。

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また、朝起きたときに後頭部に痛みがある場合には、ストレスや寝不足、枕や寝具が体に合っていないなども原因として考えられます。

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ゆっくりとお風呂に浸かり、1日の緊張をほぐすのも、効果的です。

 

なかなか改善されない場合は、医師の診察を受け、鎮痛薬・筋弛緩剤・抗鬱剤などの薬物療法を行うこともあります。

肩こりを解消には、肩の中心部にあるツボを刺激します。

両手の中指・薬指・人指し指などを使い、数回に分けて5~10分程度押し続けてみましょう。

 

食事療法として「梅」や「プルーン」などが効果あります。

梅に含まれているクエン酸は、血液の流れをスムーズにし、プルーンに豊富に含まれているビタミンやミネラルはコリ解消には欠かせません。

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眼精疲労の蓄積も、頭痛を引き起こしやすくなります。

目の疲れを溜め込まずに視神経の緊張を解くには、目元を温めることが一番です。

フェイスタオルを、温めて②閉じた目の上と首の後ろに当てると、目の疲れを取ることができます。

 

また、コリ解消には十分な栄養を摂取することが大切になります。

バランスの良い食事を心がけてください。

 

生活改善しないといけない後頭部頭痛、後頭神経痛

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『原因』

後頭神経痛は、後頭部の神経が刺激されることで痛みが生じる頭痛です。

筋緊張型頭痛と似ているようですが、神経が刺激されて起こる頭痛でコリも要因の一つですが、コリを直しただけでは治りません。

 

後頭部には、後頭神経が後頭部の真中付近から頭頂部にかけて左右1本ずつあります。

コリや心的なストレスにより周囲の筋肉が緊張し、後頭神経を刺激することが原因で頭痛を生じさせます。

長時間のパソコン操作、猫背などの元々の姿勢に問題がある場合や肩こりがあるなどの人が後頭神経痛になりやすいと言われています。

また、過度の心身の疲労や、生活習慣の乱れによって後頭神経痛が引き起こされてしまう場合もあります。

 

外傷などによる外的刺激頸椎の異常、疲れがたまったときや体が弱っているときに活性化しやすいへルペスウイルスによるものが考えられています。

 

『症状』

 

症状は後頭部にズキズキ、キリキリとした痛みが生じ、耳の後ろ側にまで痛みが生じます。

雨が降る前に痛みが発生することもあるのです。

 

『予防・対処法』

 

後頭神経痛の治療方法として、ストレスを解消しなければなりません。

それには、生活習慣の見直しが重要になります。

 

痛みがひどい時は、首筋をホットタオルや温湿布などで温める、後頭部を水枕やアイスノンなどで冷やす、痛む部分をマッサージするなどが、効果的です。

 

特に痛みがひどい時は、頭痛外来や脳神経外科を受診し、鎮痛剤や神経ブロックという注射による治療を受けることができます。

 

でも、これは痛んでいる神経に対する対処療法でしかないので、完治することはありません。

それには根本的な原因であるストレスの解消や日常生活における姿勢改善、生活習慣の見直しなどが必要です。

 

首や肩の緊張をツボ押しすることで痛みを緩和することができます。

ツボを押さえたマッサージは、血行循環を改善させて、頭痛の発症を抑えてくれます。

しかし、寝違えたために起こる頭痛には、ツボ押しは症状悪化になることがあります。

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太陽の光を5分浴びるだけでストレス解消に効果があります。

オフィスや自宅など屋内にいることが多い人は、休憩する際に、太陽の光を浴びると、リラックス効果があります。

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そして、よりリラックス効果を得るために食事療法も取り入れるとより効果的です。

 

ストレスを軽減してくれるセロトニンを豊富に要する「豆腐」は、後頭神経痛にとても効果的です。

 

ホットミルクには含まれるカルシウム、ビタミンB、ミルクのたんぱく質からできるオピオイドペプチドにイライラを抑える鎮静作用があるので、興奮している神経を落ち着かせ穏やかにしてくれます。

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柑橘類の酸味には緊張をほぐす作用があります。

ストレスによってビタミンCを消耗してしまいます。

柑橘類で、ビタミンCを摂取することがストレス対策に有効です。

 

症状を放置しておくと悪化する一方なので、できるだけ早期に対策を取るようにしましょう。

 

 

生命に関わる後頭部頭痛、くも膜下出血

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原因

脳の表面は,外 から内に向って硬膜,クモ膜,軟膜の3層から成っている膜でおおわれています。

この膜のうち、真ん中の「くも膜」の下で出血する病気です。

出血の原因としては、脳動脈瘤の破裂によることが最も多く、ほかには脳動静脈奇形からの出血、事故や転倒などによる頭部の外傷などがあります。

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脳動脈瘤とは脳の血管の一部が膨らみ瘤ができることです。

元々の血管異常や高血圧や血流が影響となってできるとされていて、40~50代に多いとされています。

 

脳動静脈奇形は、脳の血管が正常ではない血管の形をとっているため、正常な血管を持つ人に比べ破裂などで出血しやすい状態にあります。

発症する時期としては、若年者(30歳代)が多いとされています。

 

ほとんどの場合、脳の動脈にできた動脈瘤というコブが破裂することによって起こります。

 

『症状』

くも膜下出血では、突然ハンマーで、殴られたような今までに経験したことのない激しい痛みを後頭部に感じます。

この痛みは瞬間的にピークに達し、おさまることはありません。

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吐き気やろれつが回らない・手足がしびれるなどの症状を伴う場合もあります。

 

激しい痛みが突然起きたとしても、その痛みが断続的である場合、もしくは最初は弱い痛みで次第に強くなっていく場合はくも膜下出血ではありません。

 

くも膜下出血は、死亡率が非常に高く、約30~50%ともいわれている恐ろしい病気です。

 

出血量が多い場合は、すぐに意識がなくなり病院にたどり着く前に亡くなるケースもあります。

 

たとえ、命が助かったとしても、片麻痺や言語障などの後遺症が起こるケースが多い病気です。

 

『予防・対処法』

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症状が生じた場合には、すぐに救急車を呼び、動かずに安静にして深呼吸をして待ち、専門の医師の治療を受けることが大切です。

 

くも膜下出血を予防にするには、高血圧の人は日ごろから血圧に注意し、塩分の取りすぎ過度のアルコール喫煙は、血管にストレスを与えるので、控えるようにしましょう。

 

血圧の乱高下や突然の頭痛、頭のモヤモヤ感、目の痛みなどの前兆があったら場合は必ず専門の医療施設で受診しましょう。

 

くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤ができやすい体質は、遺伝すると言われています。

親戚でくも膜下出血を起こした人がいる場合は、特に注意するようにしましょう。

 

その他、風邪による頭痛

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風邪をひいても、頭痛に悩まされます。

 

風邪は鼻や喉にウイルスや細菌が付着することにより感染することで起こります。

風邪をひくと身体のストレスにより自律神経の乱れにより、筋肉の緊張状態が引き起こされます。

それにより首や肩がコリ、血流が悪くなることや、鼻詰まりや鼻水などがストレスになり、周りの神経を刺激してしまいます。

それによって頭痛が起こるのです。

 

まとめ

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緊張型頭痛、後頭部神経痛、くも膜下出血、いずれも、日ごろの心掛けで軽減・改善され予防されることもあります。

すぐに薬に頼らず、生活改善を心がけてみるのも一つの改善方法では、ないでしょうか。

 

慢性頭痛をもった人も多く、解消方法や対処方法もその人それぞれであることでしょう。

しかし、頭痛といっても実は生命に関わる重大な病気の予兆である場合もあります。

 

長期に渡る頭痛が改善されない場合や、いつもと違う痛みを感じた場合など、何か気になることがあれば躊躇せず病院を受診しましょう。

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