退職金はどれくらいもらえるの?かかる税金はいくらぐらい?
長年勤めた企業を退職する際にもらうことができる退職金。
長年の苦労や、頑張り、または今後の老後の事を考えると、どれくらいもらえるのか実際気になってしまうところですよね。
その金額によって今後の老後が左右されたり、人生設計を考えたりする方も結構いますよね。
そんな気になる退職金の金額・相場などについて。
また、かかってくる税金についても詳しく紹介したいと思います。
退職金の相場について
では、退職金はどれくらいもらえるものなのか、だいたいの相場について紹介したいと思います。
まず、退職金制度を取り入れている企業の数は全体の85.3%で、そのうち100人未満の従業員数の企業では81%、1000人以上の従業員を抱えている企業では91%、だいたいの企業が取り入れていることがわかりますね。
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また、その中でも取り入れている企業の多くは大企業のようです。
ではそれを踏まえたうえで、約35年その企業に就職していた場合、
- 大学卒業者:2881万円
- 高校卒業者:1929万円
- 高校卒業者で現業職:1620万円
- 中卒者:1419万円
以上のような相場であることがわかってきています。
結構もらえるのだなと驚いてしまいますね。
しかし、これは長く勤めていた結果であるため、勤務年数が短い場合は少なくなることがほとんどです。
自分の退職金はどれくらいになるのか?・・
それは今自分が勤めている会社の「就業規則」や「退職金規定」により確認することが必要となってきますね。
退職金をもらう時にかかる税金とは?
では、これだけ多くの金額をもらうことができる退職金制度ですが、さらに気になるのは「どれくらいの税金がかかってしまうか」というところですよね。
なんと、簡単な計算式に当てはめるだけでその税金がどれくらいかかるかがわかってきます。
まず、退職所得の金額ですが、
(収入金額(源泉徴収される前の金額)-退職所得控除額)×1/2=退職所得の金額
という計算式でわかるようになっています。
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つぎに、退職所得控除額についてですが、このような計算式です。
勤続年数20年以下の場合は、40万円×勤続年数
勤続年数20年超の場合は、800万円+70万円×(勤続年数-20年)
結構金額さえわかっていれば、すぐに調べる事ができますよね。
退職金が2500万円だと考えると、掛る税金に関しては20万ぐらいであることがわかります。
いかがでしたでしょうか。
退職金は結構大きな金額になることにより、税金が大きくかかってしまいそうなのですが、そんなことは無いようですね。
退職所得控除が大きいために、かかる税金がさほどではないということです。
長く働いた後にもらう退職金。
そんな退職金を有意義に使えるように、老後の設計をしっかり立てておきたいものですね。
しかし、税金があまりかからないということに関しては、少し安心してしまうところではあります。
税金がかかってしまうことは仕方がないことですから、このような計算式をしっかり覚えておくとお得ですね。
退職金の税金はこのような内容になるようです。