嘘?それともホント? 白髪を抜くと増えるという説について
年を重ねると、ある日突然見つかった時の衝撃が半端ない『白髪』。
まだ無いと思っている人もいつか白髪が生えてくることは間違いありません。
私自身はまだ経験がありませんが、もう少し年を重ねたら白髪に悩む時期がやってくることでしょう。
今は昔よりもカラーリングの技術もあがり、わかりにくく綺麗に染めることもできますが、再々染めに行くのも面倒だなと思っている方もいることでしょう。
そして白髪を抜いてしまう方も多いのではないでしょうか?
やはり気になって見つけてしまったことを無かったことに・・・なんて思ってしまうことも多いでしょう。
「白髪を抜くと増える」という説は、多くの方が耳にしたことがあるかと思いますが、その噂はどのように広まったのでしょうか。
また本当なのでしょうか。
今回は、そんな白髪のメカニズムと、抜いてしまうとどうなるのかを詳しく調べて紹介していきたいと思います。
白髪はなぜできるのか?原因はいかに?
では、そもそもなぜ白髪ができてしまうのか?
その理由、メカニズムについて紹介していきたいと思います。
多くの方が30代に入るとともに少しずつ白髪が生えてくるといわれており、男性のほうが白髪が生えてくるのが早いという調査結果も上がってきています。
白髪があるとショックを受け、自分が老けてしまったようで年齢を感じてしまうことも多いでしょう。
また、白髪があると実年齢よりも7歳ほど上に見えてしまうそうです。
うーーん。とっても厄介です。
スポンサーリンク
[ad#ad-1]
では、なぜ白髪が生えてきてしまうのでしょうか。
一度、毛根から白髪が生えてきてしまうと、その毛根から黒い髪の毛が生えてくることはまず無いといっていいでしょう。
かなり衝撃かと思いますが、これは事実です。
私たちの髪の毛はそもそも、元は白色をしています。
日本人の多くは、その白い髪の毛を黒に変える働きがあるために、黒く艶やかな髪が生えてくることができるのです。
白髪はその髪を黒くするメカニズムの働きが崩れた時にできてしまうのです。
その働きに必要なのが『メラノサイト』という成分なのですが、メラノサイトという成分が働くのに必要な
『チロチシナーゼ』という物質が減ってしまうからです。
その成分が減ってしまう原因に年齢が関係しているとも考えられるため、30歳を過ぎて白髪が増えてくるとも考えられます。
年齢以外にも白髪ができる理由が存在する?
また、年齢以外でも白髪ができてしまう理由が存在します。
それは『血行が良くないこと』も理由なのです。
例えば『たばこ』。
たばこは血液の流れを悪くしてしまう作用があります。理由の一つになりますね。
さらに、最近ではインスタント食品など、『添加物の多い食材』にも血液の循環を妨げてしまう働きがあるともいわれています。
接種しすぎにはかなり注意が必要ですよね。
そして、現代にとても多く存在するのが『ストレス』です。
ストレスは血行を悪くしてしまう作用もあり、緊張感が血管の収縮につながるとも考えられています。
生活していく中で、血管の収縮や血行不順に繋がることはとても多く存在しているのですね。
注意したいものです。
白髪を抜くと増えるというのは本当?
ここまでで白髪の理由になる事や注意すべきことはわかったかと思います。
では、『白髪を抜いてしまうと増える』というのは本当なのでしょうか。
この噂については『間違い』と考えてもよいでしょう。
白髪ができてしまうメカニズムには抜くと増えるという説は含まれていません。
白髪を抜いても、その毛根が壊れない限り生えてきますし、生えてくるのは白髪です。
増えてくるのはその白髪が生えてくる毛根が増えただけで、抜いたことが直結して理由にはなりません。
スポンサーリンク
[ad#ad-1]
しかし、気になって白髪を抜いてしまう方は多いです。
そして、白髪を抜くことを続けてしまうと、また違った問題を抱えてしまう方も少なくはありません。
何度も白髪を抜いてしまうと、毛根を傷つけてしまい、髪の毛が生えてこないことも考えられるのです。
白髪になった髪は染めていけば結構対応できるのですが、もう生えてこなくなってしまうと対処もできなくなりますよね。
さらに薄毛に悩んでしまうことも考えられます。
白髪を抜いてしまうと起こる二次災害
では、白髪を抜きすぎると薄毛以外にどのようなことが起こってしまうのでしょうか。
無理やり生えている髪の毛を抜いてしまうのですから、もちろん毛根に大きな負荷がかかってしまいます。
その小さな負荷が積み重なって毛根を傷つけ、皮膚が炎症を起こし、腫れてしまうことも考えられます。
これは怖いですよね。
また、そこから細菌が入り、傷がさらにひどくなったり炎症が広がってしまったりと、大きな症状に繋がってしまうことも大いに考えられます。
ひどい場合は、皮膚を手術で取り除いたり移植が必要になってしまうこともあります。
白髪の抜きすぎは毛根のみならず、肌にも悪いようですね。
女性の白髪の理由は奥深い!
男性と違って、女性の場合白髪ができやすい時期が人生に3回あるともいわれています。
3度訪れる白髪ができやすい時期は、初潮、出産、閉経の時期です。
これらの時期には血行が悪くなることが、大いに考えられるからです。
しかし、初潮や出産の場合、できてもおそらく数本だとも考えられています。
しかし閉経の時期は年齢も重なって、白髪が一番できやすい時期なのではないでしょうか。
気を付けたいと考えていても、やはりこのことを避けては通れないのが悔やまれます。
これらの時期には、あまりストレスを感じない環境を作っておくことがいいでしょう。
思いっきりおいしいものを食べたり、旅行に行ったり、たまには息抜きでエステや美容室へ行くなど、自分が一番リフレッシュできる時間を過ごすことが、白髪を減らすことにつながってくるのではないでしょうか。
いかがでしたか?
白髪というのは、さまざまな理由でできてしまうのですね。
白髪を一本も作らない人はそれほど多くはいないかと思います。
必ずと言っていいほどできてしまう、生えてくるものですので、まずはできにくい体づくりと生活習慣を心がけることから始めてみてはいかがでしょうか。
また、もう白髪がたくさんできてしまっている方は、抜きすぎには十分注意して二次災害を起こさないようにしていきたいですね。
白髪を抜くと増えるのではありません。
しかし、思わぬ症状に悩まされてしまわないように、しっかりと正しい知識を持っておきたいものです。