子どもの反抗期で親はどう対応すればよいか考えてみましょう
反抗期は、急に来る時もあります。
子どもが、言うことを聞いてくれない。
はむかってくる。
しゃべらない。
暴力をふるう。
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親は、なぜか信じられないので、平常心を失って、舞い上がるばかりですよね。
親がどうすれば、よいかわからなくて、子どもに八つ当たりをして親子ともどもまいってしまうかもしれません。
そんなことにならないように、ちょっと冷静になってみてください。
ネット上に書きこまれているたくさんのご両親の書き込みや専門家のアドバイスなどを参考に、反抗期に注意する点をまとめてみました。
反抗期はどうしてあるのでしょうか
10歳を過ぎたころから、子どもは、自分で気づかないうちに少しずつ自立し始めます。
精神的自立に向けた大切な時期に入ります。
反抗期は親の干渉が、『自分の自立を妨げている』『自分を否定している』と感じて起きるものですが、とくに反抗期の子どもたちは心理状態が不安定になりやすく、自分でも何がなんだか分からないといった状態に陥りがちです。
そして恐ろしいことに、中学・高校生以降の反抗期は精神的な自立への欲求が著しいために、場合によってはそれが不健全な方向にいくこともあります。
不安定な心のままに、喫煙や飲酒、万引きや暴力に麻薬の使用など、悲しい事件を起こしてしまう場合もあります。
そのため、親は子どもの自立を妨げないように過干渉にならないように気を付けて、悪い道に入ればきちんと叱るといった適切な対応が求められます。
反抗の理由を考えてみましょう。
反抗の対象で、大多数は、母親である場合が、多いです。
子どもと接する時間が長い人物ほど対象になりやすいです。
要するに、より信頼関係が構築されている、あるいは子どもを守っている相手に反抗しているわけで、反抗期の意義が「自立心の獲得」にあるという考え方を後押しする結果と言えるでしょう。
少し甘えも入っています。
そして、反抗の理由として最多なのは「自立心の芽生え」ですが、「親の態度に問題があった」と思っている人も多く、反抗期の難しさが推し量れます。
反抗期を卒業した理由は、「自分として精神面の成長」と思っている人が、大多数でしたが、一方では、「あきらめ」や「親との疎遠」といった理由もあります。
こういった部分に関しては、今後の親子関係を構築する上で課題になってくるかもしれません。
反抗期に入った子どもの特徴
反抗期の子どものよくある態度としては、
*親と口を聞きたがらない
*親が挨拶をしても無視する。
*子どもと会話がなりたたない。
*親と一緒に外に出かけたがらない
*食事とお風呂だけに出てきて、後は、部屋に閉じこもりっきり
等があります。
親=自分を否定する。
干渉される=自分にとってマイナス
と言う方程式が頭の中で、出来上がってしまっているので、とにかく親と一緒にいること、顔を合わせること、会話することを避けます。
そして、男の子の場合は、暴力的になり
- すぐに手を出す
- ものを壊す
- ものを投げる
という行動も見られるようになる場合もあります。
子どもの力が強くなってくるので、親の方でも気をつけておかないと怪我をすることになり、結構危なくなります。
でも、よく考えてみると、このような態度を取り始めたということは、子どもにとってはまさに自立心の現れであり、体裁を気にし始めるという成長の結果と言えます。
反抗期の子ども対する対処どうすればよいでしょうか
『家族全員で、意見を統一しておく』
反抗期の子どもがいる家庭の実情の多くの場合は、子どもと接する時間が長いのは母親のため、子どもとやりとりをするのは主に母親で、時々父親やほかのいろいろな人が、いろいろな意見を言うのが一般的だと思われます。
その時に、母親はこう言っているのに、父親の方は別のことを言ってくるし、他の兄弟や祖父母などは、また別のことを言うという状態は避けた方が良いに決まっています。
反抗期の子どもと接するための考え方や価値観を家族で共有しておくことがとても大切です。
子どもの方では、自分自身の成長にあわせて、自分はほかの人とは違う考えを持ち、責任を持って
違う行動をしなければならない人間であることを認めるようになっていきます。
いつも、家族は仲よくし、家庭が子どもにとって精神的に一番安定する場所になっていることがとっても大切です。
『親はいつも同じ態度をとる』
親としては、子どもがどんな態度をとっていても、いつも同じ態度をとっておくことが重要です。
これは難しいことですが、子どもが無視しようが、不機嫌な態度でいようが、親はいつもと同じ態度でいることが重要です。
例としては
- 子どもが言うことを聞かないからと言って、イライラしない
- 子どもに無視されてどなられても、常に同じ態度で子どもに明るく話しかける
- 怒る基準を気分で変えない
『信頼していることを伝える』
反抗期の子どもは大人への自立に向かって、進んでいるわけです。
子どもをいつまでも子どもとして扱うのではなく、一人の人格者として認め信頼していることを伝えましょう。
いつも、否定することを言ったり、強制するのではなく、子どもの意見を聞きながら、納得するまで、話し合い物事を決めるようにしましょう。
そうすると、子どもは一人の人間として親から信頼されていると感じるようになります。
また、親からの声かけで自分の可能性にも気付き、自立が図られます。
『子どもに任せる基準を決めておく』
子どもを、信頼することは大切ですが、子どもに全てを任せてしまうわけではありませんのでバランスが大切になります。
そこで、子どもが「やらなければならないこと」「やってはいけないこと」の基準をしっかり決めておきましょう。
受有参加の学校行事、地域活動、親族の行事などには積極的に参加させて、社会性を勉強させましょう。
また、悪いことをしたら、きちんと正すことが必要ですし、人前をはばかられるような場合は、後でとか、他の場所に呼んでとか、本人が傷つかないように、しっかり怒りましょう。
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『親が、べったりではなく適切な距離を保つようにしましょう。』
親が常に行動を共にするのではなく、子どもとはその場面に応じた適切な距離を保つようにすることが肝心です。
例えば、イライラして暴れているときは、子どもの頭が冷えてから接するようにすることが必要です。
不機嫌そうにしている時も、落ち着いてから、タイミングを計って子どもと、接しましょう。
このような場合は、共通で楽しんでいるテレビやスポーツ等の話題に触れていればケンカにはなりません。
また、子どもの方から助けを望んできて時は積極的に関与してみましょう。
『親が絶対にとってはいけない態度』
反抗期の子どもに対して、「恥だ」「みっともない」と世間体ばかりを気にして叱る。
子どもの意見を聞かずに一方的に頭ごなしにおこる。
親の気分で、怒る。
自分の子どもも一緒にした悪さなのに、巻き込んだ友人と、その親ばかりを責めて、自分の子どもは、決して、怒らない。
母親の場合ですが、何か問題が起きても、父親や、他の家族に相談せずに母親だけで解決しようとする。
万引きなど、子どもの悪さが発覚した時、学校への通報や、警察への通報ばかりを恐れて、子どもと責めずに他人のせいにする。
自分たちで、解決しようとする。
などが、あげられます。
親が、他人のせいにするにして自分の子どもをちゃんと見ていないで、子どもの友だちを頭ごなしに否定する、事を荒げないように父親や学校に子どもの問題行動を隠す、といった親の行動は、子どもの問題行動と同じくらいに問題だと認識しましょう。
この時期は、親の方では決してイライラしたり、落ち込んだりせずに、この反抗期も大切な時間だといつも思い、子どもが、進んで、反抗期から卒業できるのを見守るのが最善策だと思います。
反抗期のない子どもたち
反抗期が無い子どもには、2つの理由があると言われています。
1反抗できないパターン。
2反抗する必要がないパターン。
1つ目のパターンは、親が押さえ付けてしまっていたり、自分で心を押さえつけてしまっていたり、自己主張できないという状態にある場合です。
このような状態の子どもの場合は、どこかで反動で突然大きく爆発しまうということが起きたり、自分の意見が言ええない状態が続き、社会性が出来ずに社会に出られず苦労する可能性もあります。
特に自己主張が出来ない場合は、自分で物事を決められなかったり、誰かの指示でしか動けなくなったりするようになる場合があります。
そのため、親は子どもの意見を「焦らず」に、そして、しっかり聞いてあげるようにすることが必要です。
2つ目のパターンは子育ての成功例かもしれません。
日ごろから、きちんと親子で、会話をして、互いに理解をしあっているパターンです。
子どもは親のことが大好きで、親のことを尊敬しています。
だから心配せずに、今のままの子育てをしていってください。
まとめ
反抗期は人それぞれ、環境が違うように時期も、パワーも現れ方も違います。
でも、だれもが大人になるために必ず通らなければならない道です。
本人もわけがわからないと思いますが、親も、親族も、そばにいる人が、その子どもを認め、きちんと、向き合うことで、無事反抗期を卒業できるのでしょう。
なるべく、本人の納得いく方法で、反抗期を過ごさせてあげてください。