共働き夫婦が家事分担でもめないようにするためには
専業主婦世帯は減少の一途を辿り、一方で共働き世帯が年々増加している現代。
お互いに働いているという手前もあって、家事の分担に頭を悩ませる共働き夫婦は多いもの。
特に女性の場合はパートで働く方も多く、勤務時間が短い自分にばかり家事育児が偏ってしまうことに不満を感じている女性も少なくありません。
共働き夫婦が家事を上手く分担するには、お互いにどういったことに注意すべきなのでしょうか。
お互いのやり方に口を挟まない洗濯や掃除、料理など、家事のやり方というのは人それぞれ違います。
自分のやり方と違うとついついとやかく言ってしまいたくなるものですが、あまりに口出しされると口を出される側もいい気分ではありません。
口を出す側もイライラしてしまいます。
「不満はあるけどそれはお互い様」と、ある程度は相手のやり方を尊重し、許容するべきでしょう。
どうしても気になるのであれば、口出しというよりはアドバイスといった形で、言葉選びに注意する必要があります。
感謝の気持ちを言葉にして伝える
男性も女性も「家事をしてもらって当たり前」になってしまうと、相手への不満も溜まっていく一方となります。「掃除してくれてありがとう」「いつもありがとう」など、簡単な一言であっても感謝の気持ちをパートナーに伝えることはとても大切なことです。
自分から意識して感謝の言葉を伝えることで、次第に相手の意識も変わっていき、お互いに思いやれる関係を築いていけることでしょう。
家事は気づいたらやる
共働き夫婦の中には「家事は気付いた方が先にやる」ということを意識している方も多く見られます。
「相手にやらせるより自分がやった方が早い」「指示するのもストレスが溜まる」という理由が根本にあるという方もいますが、お互いにこういった家事に積極的な姿勢を持つことができれば、家事分担によるストレスも激減することでしょう。
分担にこだわりすぎない
苦手分野と得意分野で分担するなど、家事はおおまかに役割を分担する程度にしているという家庭も多いようです。
あまりに厳しく家事分担のルールを決めてしまうと、そのルールが守られていないことで相手にイライラしてしまう場合もあります。
もちろんその夫婦によって合う・合わないはありますが、「それぞれ役割をキッチリ決めているけど、なかなか相手がちゃんとしてくれない」という場合には、あえてルールをゆるくしてみるのもひとつの方法でしょう。
まとめ
お互いにストレスのない家事分担の方法というのは、男性と女性の感じ方の違いや子供の有無、それぞれの勤務体系などにより異なるもの。
「分担ルールを厳しく決めるのではなく、気づいた方が先にやる」という家庭、「これは夫(妻)の分担、自分の仕事はコレ」としっかり決めている家庭であったりと様々です。
家事分担をゆるく行うか厳しく行うかはともかくとして、今後の夫婦円満のためにも、「自分が我慢すればいい」と一人でイライラしてストレスを溜めている方はいま一度パートナーと家事の分担方法についてよく話し合ってみることをおすすめします。